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深層学習、機械学習、強化学習、信号処理、制御工学、量子計算などをテーマに扱っていきます

今更気づいたアマゾンでの書籍探し

 

 

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はじめに

 今回この記事を書くきっかけになったのは、アマゾンが日本向けのサイトとアメリカ向けのサイトを準備しているという当たり前のことを意識するようになったためです。

日本向けのサイトとアメリカ向けのサイトでアカウントの連動はしておらず、結果として、書籍のレビューをしている人間の母体が異なってきます。このことが、実は、レビューを参考にする際に重要になってくることに気が付きました。

 

ユーザーレビューは参考になるか

星の数

アマゾンで書籍を見るときには、おそらく多くの人がその書籍の星の数を気にするでしょう。

これが3未満であったり、1が連発されているようでは、おそらく書籍としては優れたものでないように思います。しかし、星の数が3の後半であったりすると、すぐさまダメというわけではなく、正直合う合わないの問題かなという印象が強いです。

 

レビューの内容

星の数でざっくりあたりをつけたら、きっとレビューの内容を見ることでしょう。

しかし、そもそも、読者として持っている事前知識が異なるため、「理解ができなかった」などの評価による低い点数付けは、あまり参考にならないかと思われます。

重要なのは、本の扱っているカバー範囲や誤植の有無、おそらく事前知識が同等だと思われる方の意見などです。ですから、重要なのは自分にとって価値のあるレビューを発見できるかという点になってきます。

 

 

機械学習やプログラミング関連の本を探す

アメリカのアマゾンを活用

ご存知、この分野の最先端を行っているのはアメリカです。

取り組んでいる人口も遥かに多いことでしょう。そうなると、本のレビューを探すときに、日本のアマゾンで探すよりも、アメリカのアマゾンで探したほうがいいという(当たり前のこと)に気が付きました。

もちろん英語でレビューが書かれているため、自分にとって有用な情報を見つけるのは非常に困難です。翻訳にかけてしまい、ある程度あたりをつけてから詳しく正確に読むという手順を取ってみるのもいいでしょう。

 

機械学習の書籍に関して

以下の書籍は、日本アマゾンにおいてレビューは全くついておらず(2017年1月17日現在)、しかも「ディープラーニング」や「深層学習」で検索しても中々発見することができません。 

 

Deep Learning (Adaptive Computation and Machine Learning series)

Deep Learning (Adaptive Computation and Machine Learning series)

 

 

しかし上記の本は、本土アメリカでは売れ筋の書籍であり、深層学習のトップレベルの研究者3名による力作となっています(にしてもかなり高価だ。それなりの価値がありそうですが)。

 

論文を読む際には、おそらく英語の論文を探すのが当たり前だと思われますが、意外と教科書を参照したいと思った時に思い浮かべるのは、なぜか日本語のものばかりです。今のご時世だと、深層学習やディープラーニングの名のもとに、様々な書籍の出版が乱発されている状態です。その中で本当に有用な書籍を見つけるのは中々難しいです(書店に行ってみればいいのですがね)。

 

そこで、この分野の最先端であるアメリカのアマゾンを活用して、書籍探しをするというのは1つの有効な手立てだと思われます(気づいたの遅かったか。当たり前なのか?)。

 

キンドルアンリミテッド

私はキンドルアンリミテッドという、定額で書籍を読み放題にするプランに入っています。

しかし、すべての書籍が読み放題というわけではなく対応した書籍のみです。日本の書籍では中々いいなと思うのがなかったのですが、海外の書籍だと、機械学習やプログラミング関連で結構な数の書籍が対応しています(しかも買うと結構高いもの)。

 

せっかく読み放題だからと、必ず10冊の本をキンドルに無理やり入れている状態ですが、ほとんど読まずに終わるというのが現状でしたが、上手くアメリカのアマゾンを使って良い書籍に巡りあえたらなと思っています。

 

 

日本のアマゾン活用

機械学習関連について

私は機械学習関連に関して日本のアマゾンのレビューはあまり参考にならないかなと思っています。なぜならば、(おそらく)その本を読破してレビューを書いている人はかなり少数だからです。流行に乗る形で機械学習を始める人が多い中で得られるレビューというのは、おそらく流行が流行を読んだPPAP状態に近いでしょう。本質的にそのパフォーマンスを評価しているものであるかはかなり怪しいものです。(PPAPが面白いかどうかは個人差です)

 

ですから、本ブログでは書籍を紹介する際には、自分で読んだものについて中身に少し触れながら紹介を行っています。良さそうだという本は、大抵メモ程度に残しているだけであって推薦などは基本行いません。

 

もちろんいくら何でも星が1個連発とかだと、問題外でしょう。相当著者が恨みを買っているか、本当にへんてこりんな本であることが多いです。(あとステマって本当にありますから、星5でも気をつけましょう。)

 

 

アメリカアマゾンへのアクセス

 

amazon.co.jp

が日本のサイトです。

 

amazon.com

がアメリカのサイトです。

 

 

 

余談ですが、インターネット創設に大きく貢献したアメリカなどは「com」単発ですが、そうでない国(例えば日本)は、国のドメイン「jp」と利用形態のドメイン「co」や「ne」など両方を必要とします。

 

 

 

本のメモ

強化学習に関して

強化学習

強化学習

  • 作者: Richard S.Sutton,Andrew G.Barto,三上貞芳,皆川雅章
  • 出版社/メーカー: 森北出版
  • 発売日: 2000/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 5人 クリック: 76回
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 日本語訳版。

当然原著版も高評価を得ており、言わずもがな不動の強化学習名著。

この本は古いものですから、やはり新しいものが出るまで強化学習に関しては待っておこうと思っていたのですが、原著版は昨年の段階でもまだレビューがついてくる状態。

まだまだ本土でも現役で使われているレベルの本のようです。もとより、深層強化学習といえど、その根本的な理論は変わらないのは当然ですが。購入を強く検討中です。

 

 

機械学習について

Deep Learning (Adaptive Computation and Machine Learning series)

Deep Learning (Adaptive Computation and Machine Learning series)

 

冒頭の方でも出てきた本。

割と新しい本ですし、さすがに気になる。しかし高いです。

 

 

 

Pythonでの機械学習の本。SQLで操作するらしいです。SQLは機械学習関係なく習得しておきたいと思っていたので、この本は即入荷いたしました(キンドルアンリミテッド対応だった)。

SQL分からん、Python勉強中、英語不完全、の三重苦で、理解するのに時間かかりそうです。